店舗業界のブログ集客をアップデートする「新世代店舗ブログ集客術」連載企画第5弾。
今回は「実際に集客できている記事解説」を行います。
動画版はこちら
今回はパソコンの画面を映しながら解説したので、こちらがオススメです。
目次
これが今も集客できている記事です
今回解説する記事はこちら
今日も店舗ブログ集客について大島さんと話していきたいと思います。
大島さん、よろしくお願いします。
どの方の記事にしましょうか?
複数の「集客できるキーワード」で上位表示を連発!
「岡山市 姿勢矯正」で1ページ目に上位表示
ホットペッパーの次ぐらいに上位表示されている記事です。
一応「岡山市 姿勢矯正」「岡山市 姿勢改善」「岡山市 猫背矯正」など、複数のキーワードで上位表示されています。
実際に検索してみたいと思います。
一応ここから、1位、2位、3位と並んでる状態なんですけど、該当する記事がこちらになっています。
「岡山市で姿勢矯正改善ならGreen&Body」というところですね。
2キーワードで5位っていうのはね。
一応、上位になってる記事のほとんどが、ホットペッパーと整骨院・鍼灸整骨院などの治療院系。
木村さんはパーソナルトレーニングジムなので、ジャンルは違います。
だから、少し心配がありつつの実行だったんですよね。
でも、ずっと4位、5位から動かない状態ですね。
ページには「姿勢矯正・改善」と入れてるので、「姿勢改善」っていう単語ではないんですけど。
ブログの力で、ホームページも1ページ目に表示される
ブログ(上)ホームページ(下)の両方が上がっている
ブログの方が上に上がってるっていう状態(笑)
ドメインが違うので、リンクを送ってまして、それも要因なんじゃないのかなっていうところなんですけど。
ホームページ、これまでは全然上がってなくて……
狙っていないキーワードでも上位表示
狙っていない「岡山市 猫背矯正」でも1ページ目に表示
ブログには「猫背」という言葉さえ入れてないんですけど。
恐らく「矯正」という言葉も、若干関連性があるのかなあという感じで上がってますね。
大島さんがコンテンツ設計を行った
大島さんが見出しの内容を作成
この方、「姿勢改善メソッド」っていうのがあるんですけど、実は一緒に作りまして。
なるほど。
ものすごい短いんです。
「なぜこれが上がってるんだ」って思うんですけど、実際上のほうに上がっている。
3位に上がっていたホームページ
とにかく色々な要因がありつつも、一応3位になっている状態。
じゃあ、検索でこのライバルを抜かすとか、ライバルに近い位置まで上がるっていうときに「岡山市姿勢矯正」っていうキーワードだけでコンテンツを参考にしてはいけないんです。
同じ情報量で勝負しても、絶対に上には上がらないんですよ。
僕の感覚では、ライバルが100レベルで、自分が同じ100レベルのコンテンツを出しても、全然順位が上がらない。
全然抜かせないどころか、下手すると20~30位ぐらいまでしか行かないころがザラにあります。
ライバルが100なら、感覚的には150~200ぐらいのクオリティで出さなきゃいけないんですよね。
じゃあ、どうすればいいかというと、ライバルがすごく多くて、熾烈な争いを繰り広げてそうなキーワードで調べるんです。
例えば「東京 姿勢矯正」はものすごいボリュームがあると思うんですよ。
そういうところで上位表示しているサイトを見る。
あとは広告で1位になっているところとか。
広告を出しているということは、そこからお客さんが取れてるから、広告を掛けられるわけですよ。
激戦区で広告で1位に上がっているということは、売れるからやっている。
ということはそのページは「売れる書き方」をしてる、絶対に。
だから、広告を参考にページを作ることも多いです。
そこから要素を抜き出していくんです。
「ここにお客さまの声が載っているな」とか「スタジオコンセプトがあるな」「カウンセリングの説明もある」「姿勢分析してくれるんだ」という感じでページを構成する要素を見ていく。
内容を真似するわけじゃなくて、ページの要素を全部ノートとかに書きためていく。
それを片っ端から取り入れまして、マジでそのまま構成を作ってお渡しして、書いてもらいました。
やっぱりそういうニッチな分野ほど、都心の売るのがうまいところを参考にして作ると簡単にポーンって上がりますね。
そういうことはすごく多いですね。
STEP1「キーワード選定」でのポイントは?
ステップ1が「キーワード選定」だったと思うんですが、今回のこの記事のお店の場合、キーワード選びのポイントって、どういうとこだったんですかね。
ブログもホームページでも全滅していた
ホームページも本当に、店名で検索しないと出てこなかった
狙っているキーワードで全く上位表示されてなかったんです。
かといってホームページを直そうとすると、直すたびにお金が掛かってしまう…
まずは集客しやすいキーワードで記事を書く
「岡山市 姿勢矯正」という直接売れるキーワードで書いていこうってことでやっていきました。
来店するとか、申し込みが来るキーワード徹底的に狙って書いていきました。
じゃあ、店舗の場合はエリア名を入れたほうがいいと思うので「岡山市」と入ってるわけですね。
それにプラスして「矯正」を?
地域名+自分のジャンルというところで、オーソドックスな形でやっています。
岡山「県」にするか「市」にするかで悩んだところではあったんですけど、Google的には岡山県=岡山市みたいな感じだったんで、じゃあ、明確なほうがいいかなっていうことで「市」にしました。
地域名+業種名+店名が鉄板キーワード
じゃあ、「岡山市の縮毛矯正ならCHILLCHAIR」みたいな感じにすると良いということですね。
実際、このクライアントさんのタイトルも「岡山市+姿勢矯正+お店の名前」にしています。
これが一番集客するまで早いかなということです。
STEP2「ライバルリサーチ」でのポイントは?
地方の店ならではのライバルリサーチ
地方はライバルコンテンツが参考にならない
木村さんの場合は「岡山市 姿勢矯正」でライバルのリサーチをしていきました。
ただ、全然コンテンツがなかったんですよ。
300文字未満とか、200文字未満の記事しかない。
ホットペッパーさんは、ズラっとカタログみたいな感じなので、これも参考にはならない。
だから、都会の地名で「姿勢矯正」で検索して、そこで上位表示されてるものとか、広告を参考にしました。
例えば、東京で1位になるってものすごい難易度なので。
地方で集客するんですけど、ブログは地方で勝負するんじゃなくて、全国で広く考えました。
激戦区でトップをいっているコンテンツをリサーチして、それをはるかに上回る記事を書きました。
そうすれば、岡山市はライバルが弱いから、そりゃ上位に上がるわけですね。
都心の店の場合は、ニッチなキーワードを狙う
地方でライバルのコンテンツが全然ないという場合は、そういう感じでやります。
逆に都心で狙う場合は、なるべく都心のライバルコンテンツを参考にしつつ、それをさらに上回るようなものを作らなきゃいけないですね。
大手で埋め尽くされるキーワードを狙ってはいけない
大手が牛耳るキーワードでは勝ち目がない
1ページ目が全部ホットペッパーだったり、ビッグローブ、楽天ビューティ、他にも明らかに大手っぽいところがガツガツ占めている場合は、どうしても無理。
それはどんなに上回ろうとしても、ホットペッパー自体が強すぎて無理なんです。
だから、ライバルを見たときに「あ、ちょっとこれはさすがに大手が多過ぎるな」っていうのが出てきたら撤退することはかなりあります。
渋谷で美容室をやってる店だったら「渋谷 外国人風カラー」「渋谷 グレージュ」とか、そこまでキーワードを絞っても良いってことですよね。
「外国人風カラー」が強いっていうのがまず大前提ですけどね。
この場合もホットペッパー、ホットペッパー、ホットペッパー、……ほぼほぼホットペッパーが出てくるんですけどね。
強いんですね。
店舗も出ているので、こういう店舗なのに1ページ目になっている場合は、参考にすることはあります。
で、これよりいい記事を書けるというか、もっと濃密な記事が書けるんだったら勝負できるかもしれないよっていうことですね。
STEP3「コンテンツ設計」でのポイントは?
じゃあ、次のステップ3の「コンテンツ設計」。
木村さんの記事は、何ががポイントでしたか?
予約するまでの懸念点を全て潰す
で、そういったキーワードっていうのは、広告もこういう風にバンバンバンって出てたりもしてる。
広告を出してる=売れるキーワードなので、基本的には申し込みをするのに悩むようなこととか、あと「この店大丈夫かな」とか「どんな特徴があるのかな」とか「何をしてくれるのかな」という、いわば購入に関わる懸念点を全部織り込むようにしてコンテンツを設計しました。
売れてる店のページから要素を抜き取る
広告を出しているページを参考にする
売れてるページの構成をチェックして「チェックシートとか、カウンセリングとか、いろいろあるな」「こういう流れでやるのね」「料金はこうに書くのか」「独自のメソッドがあるな」「お客さまの声もあるな」「こんな悩みはありませんか?って書いてるな」とか、
地域名を変えて検索して、ライバルを見ながら要素を出していきました。
例えば「姿勢矯正 渋谷」で検索すると、パーソナルジムとか、色々なページが出てくるんです。
こういったところで広告が出ていたりとか、1位になるページってのは、構成がしっかりしてることが多いですね。
広告を出してるってことは、かなりページを作り込んでる可能性が高い。
そういうところから基本的には引っ張ってくる。
やり過ぎはちょっとよくないんですけどね。
良い要素を引っ張って、ページに盛り込んで、気になる疑問を全部解消できるようにしていきます。
基本的には上位になっているとか、広告で上げてるページとかっていうのは、売れるからやっている。
売れてるページっていうのは、ページの構成もそのまま使えることが多いですね。
ただ、やりすぎるとすごいちょっと胡散臭くなる(笑)
例えばダイエット系で「30キロマイナス」みたいな感じにしてしまうと、やりすぎてるというか、胡散臭いなと。
地方だから、そこまではやらなくていいかな、という塩梅は必要です。
問い合わせがよく来るとか、よく聞かれることがあれば、そういうのは随時足すことはあります。
STEP4「記事作成」でのポイントは?
ダラダラ長い文章はNG
木村さんは文章の書き方がすごい長くなるタイプだったんですね。
そういう方は。(笑)
やりとりするにしても、文章を切って送れないというか、ズラーッと送る。
言いたいことを全部言ってしまうというか。
1回の文章ですごいズラーッと文字が続いて、なかなか句読点がつかないみたいな。(笑)
「何とか何とかで、何とか何とかだけど、何とか何とかだから…」っていう感じになっちゃうっていうことですよね。
文章は短く簡潔にまとめ、専門用語は使わない
だから最初にやったことは、1文をしっかり短くまとめること。
あと、専門用語がすごく多くて、分かりづらかったんですね。
自分が思っている10倍は専門用語を使わずに、一般用語で分かりやすく説明することが大事です。
例えば「疼痛(とうつう)がある」と言われて理解できますか?
「頭がズキズキする」という意味らしいんですけど、もう分かんないですよね(笑)
そういう部分を注意して、短くシンプルに文章をまとめる。
「小学生でも分かる記事」にする必要があるってことですよね。
記事は分かりやすくシンプルに。
難しい言葉は省いて書くことがかなり大事かなと。
それをすごく難しくいい言葉で言ってしまう人が多すぎる。
骨の仕組みとかいっぱい書いてあって、役に立つんだけど、そもそも求められてないことが多い。
じゃ、短文で簡潔に、わかりやすく書くということですね。
STEP5「リライト」でのポイントは?
最後ステップ5の「リライト」。
この記事はリライトしていないということですが、もし松っちゃん的にリライトをするんであれば、どうしますか?
リライトするかどうかの判断基準
例えば、50位とか80位だったら、全く見当はずれのことを書いてることが多いんですよ。
基本的に、ちゃんと書ければ30位以内には必ず入れるんです。
だから、30位からそれ以上に上がらない場合にリライトします。
さらに対策できるキーワードを探す
自分のブログに盛り込めるキーワードを探す
「岡山 姿勢矯正」で関連する検索キーワードを見ます。
これはどういう風に使うかっていうと「猫背矯正」っていう言葉が使われていることがわかります。
そして、これが自分の記事に1つも含まれてない場合。
見出しにもないし、本文にもないという場合は、見出しに打ち込む。
すぐに「猫背矯正」ていうキーワードでも上位表示させたい場合は、どこかにキーワードが必ず含まれていなきゃいけないんです。
この場合、タイトルにはもともと「岡山 姿勢矯正」っていう言葉があるので「姿勢改善」という言葉を入れると、くどくなってしまう。
という場合には、見出しに「Green&Bodyは猫背矯正にも対応できます」と入れたりとか。
検索1ページ目に上がっているということは、修正しなきゃいけないというよりは、足りない部分があるという感じなので、さらに上げたい場合はこうして足していきます。
「猫背」とは書いてないですね。
「姿勢矯正」に関連するキーワードでも上位表示される可能性が上がるってことですね。
木村さんの場合は別ですけど、もし30位とか20位から上がらない場合は、コンテンツがかなり不足している可能性が高い。
その場合は1ページ目に載ってるページを参考にして、足りない部分を足していく作業になります。
リライトすれば、必ず記事は上位に上がる
書き足せるというか、編集し直せる。
リライトできるところがブログの良さでもありますもんね。
なんとでも後から改善できるので。
基本的には良い記事を書いて、テコ入れをしていけば、ずーっと上位表示されます。
リライトが必要かどうかはいつ判断すればいいのか
リライトするかどうかの判断は、記事を書いてからどのくらい時間を空けばいいですか?
1週間、遅くて1カ月とか。
ものすごくライバルが多いキーワードだと、1~2カ月ぐらい掛けて地道に上がっていくパターンもあります。
ただ、基本的には1週間も経たないうちに順位が出ます。
じゃあ、ちょこちょこ様子を見て「なかなか上がらないなあ」と思ったらリライトすると。
今回の記事解説のまとめ
このパーソナルトレーニングのお店だったら「姿勢矯正」とか。
例えば美容室だったら「岡山市 縮毛矯正」とか。
渋谷だったら「縮毛矯正」だと競合が多すぎちゃうかもしれないんで「渋谷 外国人風カラー」とか、そういうニッチななキーワードから選んでいくといいんじゃないかっていうことですね。
ステップ2のライバルリサーチは、実際にそのキーワードで検索して上位に出てくる記事を見て、それを参考にするっていうことですね。
上位の記事はGoogleから評価を得てるわけなので、それよりも良い記事を書ければ勝てる。
ステップ3がコンテンツ設計ですけども、それもライバル記事を参考にしちゃっていいよっていうことですね。
ライバルの見出しを参考にして、キャッチコピーにしたり、キーワードを追加をする。
ステップ4の記事作成でのポイントは、分かりやすく書くこと。
小学生でも分かるように、専門用語はなるべく使わず、短文で書いてあげるっていうことですね。
ステップ5のリライトでは、さらに対策できそうなキーワードを狙うと。
2記事目以降は何を記事のネタにすればいいのか?
基本的に記事を書くときって、最初はお店に直接つながるキーワードで記事を書いていく。
意外と、売れる系のキーワードって少ないんですよね。
基本的に「地域名+業種名」で記事を書いたら終わるので。
それが終わったら、基本的にはお役立ち系の記事を書いてください。
例えば、「姿勢矯正」に関わる「セルフでできる姿勢矯正改善」についての記事を増やしたり、運動方法を書いたり、そうやって増やしていってください。
順序としては、最初は売るキーワードで書いて上位表示させて、その後は関連する情報を増やしていく。
そうすると、さらに色々なキーワードで上位表示されてアクセスが集まる。
そこから色々んなページに誘導できるようになる。
ありがとうございます。
ということで、今回は実際の記事解説をしました。
戦略的にやることが重要ですね。
で、これを読んでいる方は、松っちゃんから学びたい人が多いと思うので、相談して直接学べる機会を作ることにしました。
その辺りについて次回ご案内しようと思っています。
ということで、今日はちょっと長くなってしまったので、1回締めたいと思います。
じゃあ、今日も大島さん、ありがとうございました。
集客できるブログには明確な「戦略」があった。ぜひ今回の記事解説を参考に、あなたも新世代ブログ集客に取り組んでください。そして、次回は大島さんから学べる特別プログラムを発表!メールでの案内を楽しみにお待ちください。